刀剣乱舞

主従の縁

 随分とご機嫌な鼻歌が耳に入って、足を止めた。薄い障子の奥には主たる青年の執務室がある。こぢんまりとした部屋の中に、机と本棚、それから仮眠用の薄い布団が置かれているだけの部屋だ。 孫六兼元という刀剣男士は顕現して日も浅かったが、それでもその…

序・てつくずのゆめのあと

 風一つ吹かない、暗くて静かな夜の中にその男が佇んでいた。外套は黒。髪の色は白。月すら浮かばない夜の闇に紛れて人相は認識できなかった。 ものも言わず、動くことも無く、ただどこかを眺めるように突っ立っている。その姿を見つけて、声をかけようかと…

結合乱舞なネタ

記憶喪失仁武さん本丸と記憶あり媒人さん本丸が改変の危機に瀕する「新和」の時代を守る話、とか あっじんなこです・仁武さん本丸本丸名:???審神者:鐡仁武始まりの一振:陸奥守吉行備考:審神者は記憶喪失であり、審神者赴任以前の記憶が曖昧。また、鉄…